老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介老舗企業のご紹介。

 

江戸幕府御用達で
脈々と430余年

企業名:株式会社伊場仙
代表取締役:十四代目・吉田誠男
創業年 西暦(和暦):1590年(天正18年)

沿革・創業者
家訓・経営理念など

初代・伊場屋勘左衛門が徳川家康と共に江戸下向 初代は浜松で竹と和紙の商売をしていたが、家康の江戸下向と共に移り、しばらくは江戸湾の埋め立て工事に従事していたようである。やがて、日本橋堀江町(現小舟町)で和紙や竹製品を武家に販売するようになった。 浮世絵人気が高まった19世紀には、初代豊国・国芳・広重等の版元となり浮世絵を団扇の絵柄として使用しヒットさせた。今では英博物館やボストン美術館に当時の伊場仙作品が展示されている。

 

事業内容
特長と強みなど

「血筋を守る」より「のれんを守る」ことが大事 明文化されてはいないが、代々口伝として受け継がれてきた家訓がある。①「二」のつくものには手を出すな。②贅沢はするな。(なるべく借入はするな)③地域に貢献せよ。(商売は周りの人に助けられていることを忘れるな)④子孫に美田を残すな。などである。昔だと2号さんを囲ったり、バブル期に投機に手を出したりしなかったのは家訓のお蔭である。

 

特筆事項

老舗といえども「事業戦略」が命  長い歴史の中で幾多の危機を乗り越えてきた。明治維新で幕府御用達を失い、関東大震災や第二次世界大戦では店舗を喪失した。 取扱商品は「扇子・団扇・暦」であったが、売上の4割を占めていた暦(カレンダー)事業は手間が掛かり赤字であったことから断腸の思いで撤退した。 最近では顧客の好みの幅が広く、変化のスピードも早いことから企画やデザインを外注することも多くなり、当社では「伊場仙らしさ」を失わないよう「目利き力」を高めるよう努力している。

 

まとめ

顧客のニーズを確実にキャッチ 若者にも支持される団扇や扇子  団扇や扇子はニッチな商品で、着物愛好家や舞踏愛好家を中心に支持され、景気の影響に左右されない市場だった。しかし最近では客層も変化し、成人式や茶会、お祭りなどで浴衣人気も高まり、若者にも団扇・扇子が評価されている。 インターネット通販は外国人にも人気  販売経路にも大きな変化が生じている。これまでの「百貨店・和服店・小物専門店」に加えてインターネットによる販売が増えている。  ホームページの多言語化で、団扇・扇子の世界観を海外に発信していく。

明治神宮唯一の御神酒
「金婚」を造る!

企業名:株式会社豊島屋本店
代表取締役:吉村俊之(第十六代目)
創業年 西暦(和暦):1596年(慶長元年)

沿革・創業者
家訓・経営理念など

豊島屋は、居酒屋のルーツ。豊島屋本店は、神田鎌倉河岸(現在の神田橋付近)で、初代豊島屋十右衛門が酒鋪兼立飲み居酒屋を始めたのが起源。当時江戸城普請に関わる多くの職人を対象に下り酒を安価で提供した。十右衛門が白酒の醸造を始めたところ江戸中の評判となり白酒の元祖として知られる。お雛様に白酒を供える習慣がここから始まったと言われている。以来お酒一筋であるが、明治期には武家から離れて蕎麦屋に販路を見出して苦境を乗り越えてきた。
2020年7月には創業の地に「江戸東京モダン」をコンセプトに立ち飲み居酒屋を再現した。

 

事業内容
特長と強みなど

 「不易流行」の実践。創業以来、「お酒」を基盤として、「お客様第一、信用第一」と言う口伝の家訓を守ってきた。経営理念は、「上質な酒と食品を通じてお客様に価値を提供し、食文化の発展に貢献する」ことです。行動指針として、「不易流行」を掲げ、守るべきもの(不易)は頑なに守り、変えるべきもの(流行)は大胆に変える、としています。

 

特筆事項

酒の歴史をたどれば神々の時代まで遡る。酒は神に捧げられていた!豊島屋が造る「金婚」は明治神宮、神田明神の御神酒になっています。これは戦時中、酒の調達が難しかった時期に豊島屋が酒をきらさず奉納したことが認められ、今日でも唯一の御神酒に指定されているのだそうです。吉村社長は、日本酒の可能性を広げるべく、和食を超えて、フレンチ、中華、イタリアンを始め世界各国の料理と日本酒のマリアージュを楽しむ「金婚会」というイベントを実施し、着実に日本酒ファンを広げています。

 

まとめ

創業から420年余、幾多の経営危機を乗り越えてきた。日本酒の国内出荷量は、ピーク時に170万㎘を超えていたが、他のアルコール飲料との競合などにより60万㎘を割り込む水準にまで減少しているという。そんな中、消費者志向が量から質へと変化し、吟醸酒や純米酒の需要は堅調である。また日本酒の輸出量は日本食ブーム等を背景に増加傾向にある。豊島屋では、「金婚」や東京産の米、江戸酵母、東京の地下水で製造された「江戸酒王子」など、特定名称酒を中心に国内外に積極的に営業展開をしていく。

時代に合わせて絶えず挑戦する
老舗鰹節だしメーカー

企業名:株式会社にんべん
代表取締役(十三代目):高津伊兵衛(克幸)
創業年 西暦(和暦):1699年(元禄12年)

沿革・創業者
家訓・経営理念など

良品廉価をモットーに絶えず新商品、新商法を開発・・・創業は1699年(元禄12)、伊勢出身の初代・高津伊兵衛が日本橋で戸板を2~3枚並べて鰹節や干し魚を商ったことに始まる。1704年(宝永元)、小舟町で鰹節専用問屋を開業、1720年(享保5年)日本橋室町に移転、良品廉価の商いを行い、鰹節業界初の「現金掛値なし」の商法で急成長する。その後、6代目が江戸後期に商品券の発行、11代目が1960年代に「つゆの素」フレッシュパック」を発売するなど、「顧客・取引先の信頼」と「祖業から離れない」ことを基本に商売を発展させている。

 

事業内容
特長と強みなど

鰹節や出汁の文化を世界に広める・・・鰹節削り節「フレッシュパック」や醤油に天然だしを合わせた「つゆの素」がロングセラーとして食品スーパー等で販売、この商品群が同社の事業の柱である。近年は、日本の食文化を代表する鰹節の用途を広げ、2010年に「日本橋だし場」をオープンし、「一汁一菜」をテーマに鰹節だし、月替わりのランチメニューを提供、現在、12店舗でだしの魅力を直接、消費者に伝える。コロナ禍ではEC販路も拡充、にんべんの商品の魅力をSNSによるマーケティングの取組も強化している。

 

特筆事項

長寿の秘訣は、攻めと守りのバランスと危機対処・・・・・創業322年の同社の長寿の秘訣は、各世代の当主が「攻めの経営」「守りの経営」のバランスをとってきたことと、長い歴史の中で同社は降りかかってきた危機を乗り越えてきたことにある。8代目の時代、幕府崩壊で得意先の大名の貸付金回収不能に陥ったのを堅実な経営で対処、また関東大震災、東京大空襲で店舗焼失するも店舗を再建。13代目高津克幸社長は、鰹節のギフト需要の減退に新業態や新市場開拓に果敢に挑戦し、時代対応力が埋め込まれている。

 

まとめ

老舗にんべんの魅力は、創業以来、「伊兵衛」の名を受け継ぎ、時代に合う鰹節をベースに新製品・新市場開拓に挑戦する一方、顧客・取引先の信用力や予算統制等堅実な財政基盤を構築するなど、当主の行動力である。事業承継では、4・6・8代は婿養子を登用、血縁より優秀な人材を確保することを優先。現社長は「にんべんは、一定期間、高津家が預かっていることを次世代にも伝えていく。私利私欲に走らない」と次世代へ継続する強い意思がある。

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